単調に散る花 第三話 咲散の花
内容紹介
ノベルゲームシリーズ『単調に散る花』の第三話。
哲学的なホラーとなっております。
「今年も、夏が過ぎるのが早いよ……」
ドイツの老人ホームで、一人の老婆がつぶやいた。
「また、この夏の始まりですね」
奈切村の学園で、一人の少女がつぶやいた。
存在の消えた、一人の少女。
存在しなかった、一人の少女。
別の少女は過去を繰り返し
また別の少女は過ちを繰り返す。
少年は世界を創り
神は世界をただ眺める……。
狂い果てた世界の成れの果て。
あなたの選択で、あなたの世界のラストは変わる。