ざくろの事
内容紹介
■ストーリー
富豪の家綿貫(わたぬき)の長男の阿児弥、妹のざくろ。
彼らはわけあって、屋敷から離れた小さな家に二人きりで暮らしている。
阿児弥は純潔のざくろを描くことに命を燃やす画家であった。
ざくろはそんな彼の描いてくれる己を崇拝し、兄を心から愛していた。
しかしざくろには、阿児弥には言えない秘密があった……。
■キャラクター
綿貫 ざくろ(CV.花寺香蓮)
物静かな少女。
絵に没頭すると食事すらさぼりがちな阿児弥の身の回りの世話をして暮らしている。
阿児弥の描く美しい「ざくろ」が大好きで、それ以外はいらないと思っている。
綿貫 阿児弥(CV.深川緑)
ざくろの実兄。
本名は子月(ねづき)だが、学友につけられた阿児弥(あこや)というあだ名で呼ばれることを好む。
●●頃から絵を描くことが好きだったが、どこか満たされない気持ちを抱いていた。
そんなところにあるきっかけで離れて暮らしていたざくろと再会し、
彼女を自分が生涯をかけて描くべき女神だと確信する。
■概要・スタッフ
「ざくろの事」は三人称で進行する、大正時代の日本を舞台にしたサウンドノベルです。
絵を、己の理想の世界を描くことに心血を燃やす男と、
モデル、一種の犠牲とされながらもそれを心から喜んでいる少女、
その二人の罪と行く末を描写します。
大正ロマンな世界観で近親相姦のあるストーリーが読みたい方や、
なにかに形を与えることの罪について考えたりする人におすすめです。
制作
企画:青谷鴬/山野詠子
シナリオ:山野詠子
イラスト:青谷鴬
音楽:鈴葉ユミ
声の出演
ざくろ:花寺香蓮
阿児弥:深川緑
ほか
かもねぎ
秋山はるる
愛音録
七瀬湊斗
宮司道章造